STRUCTURE 構造

地震力を3分の1に低減する
大林組独自の超高層制振テクノロジーで
高い耐震性能と快適な居住空間を実現

デュアル・フレーム・システム(DFS)

超高層制振構造システム

従来構造との比較

『ザ・パークハウス神戸ハーバーランドタワー』では、超高層制振構造システムの「デュアル・フレーム・システム(DFS)」が採用されています。建物の中央に強固な心棒を構築し、外周に超高層住宅棟が配置されています。これら2つの構造体が制振装置となるオイルダンパーで連結されることで、地震・強風エネルギーを効果的に吸収しています。同じ規模の一般的な建物と比べて地震力(入力地震エネルギーに対して住宅棟が負担するエネルギー)を3分の1程度に低減できるほか、上層階の水平応答加速度(床の揺れに激しさ)が小さくなり、家具の転倒による二次災害も低減できます。
※オイルダンパーは、車両用として広く使用されているショックアブソーバーを大型化したピストン。地震・強風時の揺れを低減するのに適した装置で、メンテナンスも不要です。

快適な居住空間

中央に箱型の耐震壁を組み上げて固い心棒を構築するため、建物強度を損なうことなく、柱や梁の少ないフラットですっきりとした居住空間を実現しています。さらに、その内部をタワーパーキングにすることで、住宅への騒音が遮断されています。

五重塔の原理

「DFS」は、固い心柱と柔構造の塔からなる五重塔の原理を応用して考案されたものです。固い心棒と柔構造の超高層住宅棟では揺れやすさが異なり、地震や強風を受けると変形の差が生じます。これら構造体の間にオイルダンパーを設けることで、住宅棟への地震力の負担を軽減しています。一般的な上下連動タイプの制振構造の建物に比べ、3分の1の制振装置の設置数で3倍の制振効果が得られるという特徴も持っています。
2011年の第12回日本免震構造協会賞において、超高層建物用の制振構造システム「デュアル・フレーム・システム(DFS)」が技術賞の栄冠を獲得しました。社団法人 日本免震構造協会が発表するこの賞は、免震構造等の進歩と普及発展に貢献した個人や団体等を表彰するものです。『ザ・パークハウス神戸ハーバーランドタワー』は、このシステムが採用されているので、地震に対しても安心して暮らせます。
※コンクリートについての説明は、構造躯体及びそれと一体となってつくられた鉄筋コンクリート造の部分となります。具体的には、住棟(住宅を含む建物)の壁、床、柱、梁、基礎等であり、電気室やゴミ置場等の付属建物、機械式駐車場ピット等の工作物、外構の堀や擁壁、花壇の基礎等、その他エントランスアプローチや駐輪場等土間や杭に使用されるコンクリートは対象外となります。
※掲載している画像、素材(テキストを含む)などの情報は、分譲当時、竣工時、または当サイト制作時に作成、撮影したものであり、実際とは異なる場合がございます。
※掲載している画像、素材などの情報の一部には、イメージが含まれており、実際とは異なる場合がございます。